THE ONE NIGHT STAND~NEVER END TOUR Ⅱ~

2015年6月1日、アメブロから移籍してきました。
書評ブログを装いながら、
中小企業診断士としての活動や終わらない日常のできごとなど
日々のよしなごとを一話完結で積み重ねていきます。
旧ブログタイトルは「40歳からの〇〇学~いつまでアラフォーと言えるのか?な日々~」

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【読書】戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗/加藤陽子

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戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗/加藤陽子



「謀略史観」
巷でそう呼ばれる歴史の見方があります。

今回紹介する本が扱う時代であればこんな見方です。

「日本は、コミンテルンに騙されて、中国大陸に侵攻し、アメリカとの戦争に巻き込まれた」
「アメリカは日本の暗号を解読し、真珠湾攻撃を予想していたのに、日本を卑怯者に仕立て上げ、国民の戦意高揚をはかるため、ルーズベルト大統領は警戒指示を出さなかった」

最近亡くなった渡部昇一先生や櫻井よしこ女史などが主張されていた類の考え方です。(むろん、逆の立場の人にもあって、東京裁判を貫く「共同謀議」の考え方は、陰謀史観以外の何者でもない、と僕は思っています)

こうした意見を聞くたびに、
「なんて失礼な奴らなんだろう」
と思ってきました。

昭和初期の日本の政治・軍事指導者は、そんなに簡単に騙されたり、暗号を傍受されていることに気づかなかったりするほど、愚か者だったのでしょうか。

組織で見るとさまざまな、しかも決定的な欠点があって、それが悲劇的な敗戦を迎える結果になったのだとは思います。しかし個々人で見た場合、それなりに優秀な人が多い。むろん、経験値からいって、幕末の志士や明治の元老と比べるとスケールは小さいです。しかし、ちゃんとした教育を受けたエリートたちであり、コロコロと騙されるような人たちとは思えません。

本書をじっくり読み解いていけば、こうした陰謀史観(陰謀論)が根拠のない妄想だとわかるはずです。それどころか、巷間言われている責任者以外に問題があった事案も多いことも見えてくるでしょう。

<目次>
1章 国家が歴史を書くとき、歴史が生まれるとき
2章 「選択」するとき、そこで何が起きているのか ――リットン報告書を読む
3章 軍事同盟とはなにか ――20日間で結ばれた日独伊三国軍事同盟
4章 日本人が戦争を選んだのはなぜか ――日米交渉から見える痕跡と厚み
講義のおわりに 敗戦と憲法

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【アーカイブ】 茶の本/岡倉天心 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ)

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茶の本 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ)



『東洋の理想(The Ideals of the East-with special reference to the art of Japan)』
『日本の覚醒(The Awakening of Japan)』
『茶の本(THE BOOK OF TEA)』


岡倉天心が生前、発表した著作です。天心三部作。すべて英文で書かれています。
3冊並べればわかると思いますが、亜細亜文化、日本文化に関する内容が書かれています。『茶の本』はけっして茶道についての本ではありません。日本文化は「茶」に集約される、と天心はいいます。「茶」は象徴であって、本質は日本文化論になっています。

天心は江戸時代末期に、すでに開港していた横浜で生まれ育ちました。幼少のころから英語に親しみます。後年、
「俺はアメリカ人より英語がうまい。アメリカ人よりアメリカの歴史を、社会を知っている」
と豪語したそうですが(実際にそれだけの語学力もあり、博学でもありました)そんな天心が、英語で亜細亜文化、日本文化を世界に発信しようとしたのが一連の著作であり、その集大成が『茶の本』だと言えると、僕は考えています。

<目次>
第1章 茶碗に込めた人間力
第2章 茶の流派
第3章 道教と禅
第4章 茶室
第5章 芸術の鑑賞
第6章 花
第7章 茶人たち

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【読書】小泉今日子はなぜいつも旬なのか/助川幸逸郎

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小泉今日子はなぜいつも旬なのか/助川幸逸郎



小泉今日子と僕は同い年である。彼女は早生まれ(2月)だから生まれた年は違うが、学年は同じだ。つまり50歳を迎えた。

若いころから彼女のファンだった。ただ、特別に意識をし始めたのは40歳を超えたころだと思う。40歳を迎えるのが楽しみだった、という彼女の言葉が引っかかった。普通、不安に思うでしょ。それも男よりも女の方が。強がりを言っているようにも見えなかった。それがなぜなのか、自分が歳をとっていくことへの漠然とした不安と重ね合わせながら、理由を知りたいと思った。

それから10年、理由を明確な言葉にすることはできないけれど、自分も50歳になるのは嫌ではなかった。先が見え始めたからこそ、楽しめることがある。そんな気がしている。

そう思えた理由はいくつかあるが、KYON2の影響も間違えなくある。この本を読むと、それを言語化できるかもしれない、という想いで手に取った。

〈目次〉
はじめに――小泉今日子の「謎」はどこにあるのか
第1章 小泉今日子が“女の子"に支持された理由
第2章 小泉今日子とオリーブ少女と森ガール
第3章 もしも『なんてったってアイドル』を松田聖子が歌っていたら
第4章 バブル時代の小泉今日子は過剰に異常だったか
第5章 『あなたに会えてよかった』の「あなた」は誰か
第6章 「マウンティング」しないからアンチが少ない
第7章 小泉今日子にとっての「結婚」と「離婚」
第8章 小泉今日子はいかにして「36歳の危機」を乗り越えたか
第9章 美魔女はなぜ小泉今日子を目指さないのか?
第10章 小泉今日子はなぜ「負け犬」のイメージがないのか
第11章 「本当の自分」を探さない小泉今日子の強さ
第12章 「あまちゃん」のブレイクに小泉今日子が果たした役割とは
まとめ――小泉今日子に学ぶ7ヵ条

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【読書】100分 de 名著 内村鑑三『代表的日本人』 2016年 1月 /若松英輔

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NHK 100分 de 名著 内村鑑三『代表的日本人』 2016年 1月 [雑誌] NHKテキスト/若松英輔



NHK Eテレの「100分 de 名著」のテキストです。世界の様々な名著を25分番組4回、計100分で紹介していく番組です。これがなかなか面白い。ただの紹介ではなく、「なるほど、そう読むのか」と思うことがあるなど、いろいろ深掘りをしてくれることもあります。

今回の名著は内村鑑三の『代表的日本人』。僕もこの番組を全部見えてきたわけではありませんが、今回のシリーズは、番組史上、ベスト3に入るのではないかと思っています。

<目次>
はじめに 内村鑑三とは誰か
第1回  無私は天に通じる
第2回  試練は人生からの問いである
第3回  考えることと信じること
第4回  後世に何を遺すべきか

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