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語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング/ 石黒 圭



わかりやすい文章は、わかりやすさを優先するがゆえに、手垢のついた表現で構成されがちです。その結果、陳腐で脆弱な表現が増え、日本語の持っている豊かさが失われてしまいます。読者を惹きつける文章にするためには、表現上ひとひねりし、読者の頭を使わせる工夫が必要です。 (p97)

「わかりやすい文章を書け」とよく言われます。難しそうに書くことに価値があるような考えも一部にありますが、それは書き手の自己満足です。読者に届かない、理解してもらえない文章は価値がありません。

一方で「手垢のついたこと言葉を使うな」とも言われます。わかりやすさを追求するあまり、陳腐で脆弱な表現に終始してしまうと、読者の興味を引くことができません。興味を持ってもらえなければ、読んでもらいない、途中で読むことを放棄することも起きるでしょう。

一見、背反する二つの要求を満たさなければ、「読ませる文章」にはならないのです。では、両立させるためには何が必要なのか?

いくつか考えられますが、「語彙力」を高めることは間違いなくその一つの方法です。では、語彙力とはなんでしょうか。たくさんの言葉を知っていることも語彙力の一部ではあるでしょう。しかし、それだけでは十分とは言えません。

本書では語彙力を次のように定義しています。

語彙力=語彙の量(豊富な語彙知識)×語彙の質(精度の高い語彙運用)

本書を通読することで、本当の語彙力とはどのようなものか、それはどのようなトレーニングを積んでいけばいいのかが理解できるようになっています。

<目次>
はじめに 言葉が思考を規定する
第一章 語彙についての基礎知識
第二章 語彙の「量」を増やす
第三章 語彙の「質」を高める

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