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自分マーケティング―― 一点突破で「その他大勢」から抜け出す/川上徹也



「一点突破、全面展開」
という言葉があります。

僕はかなり好きな言葉で、毎年手帳に書いています。自分を知ってもらうためにはこのやり方がいいと考えていますし、他人にも勧めています。

しかし、どうすれば「一点突破」できるか、具体策となるとなかなか難しい、というのが実感です。

本書を読むことで「具体的」な戦術を考えるきっかけとヒントが得られると思います。

<目次>
序章 なぜ、あなたに「自分マーケティング」が必要なのか
第1章 自分の商品価値を知っていますか?
第2章 なぜ、あの人は「一点突破」できたのか?
第3章 あなたが「一点突破」する方法
第4章 あなたの価値を高める「三種の神器」
全部ではないですが、川上徹也さんの過去の著作は何冊か読んでいます。直接お話を聞かせていただく機会もあり、普段からいろいろ学ばせてもらっています。

ですから書かれている内容については、ほぼ既知の事柄です。なぜ「一点突破」が必要なのか、その理由もわかっていました。

しかし、いつものように(苦笑) 知っていることとできることは違います。自分に突堤の「一点」はなにかがつかめずにいました。

本書がわかりやすかったのは、有名無名を問わず、さまざまな人の事例を提示してあることです。北野たけしさんやタモリさんの事例が書いてありますが、僕は彼らがテレビに出始めた当初を覚えているので「ああ、なるほどなあ」と腑に落ちることがたくさんありました。
AKBの指原莉乃さんや川栄李奈さんの事例も載っているので、若い人はそこからヒントを得ることもできるのではないかと思います。

また、無名とは言えませんが(まったくの無名なら取り上げられない)、誰もが知る有名人ではなく、普通の人がある一点を突破することで、世に出た例が第3章に載っています。友人も載っているのですが
「そうだったなあ」
と思いながら読みました。こちらの章のほうが、より自分に引きつけて、どうやって一点突破していけばいいか、考えられるのではないかと思います。

僕はやりたいことがいろいろありますし、取得した中小企業診断士という資格が「広く浅く」知識やスキルを身につけるものだったことあって、なかなか自分の「一点」を決めきれずにいました。正直、まだ決め切れているわけではないのですが、「ここかな」という感触は得られました。今年の前半はそこに注力していこうと思います。

「自分は誰にも知られたくない。ひっそり隠遁して暮らしたい」
と思う人は読む必要はない本です。アピールを嫌がる気持ちはわかります。

しかし、自己マーケティングは、ゴミ屑に金メッキをして世に送り出すものではありません。「あなた」という人がどんな人か、わかりやすく伝えるためのコミュニケーションツールだと僕は考えています。

これからの世の中、他人と協調して仕事をしていくなら、わかりやすく自分の「強み」を伝える必要が出てきます。そのための、いま必要ではないと思う人でも読んでおいて損はないと思います。


<併せて読みたい本>・・・・・・超絶、名著です 
自己プロデュース力