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ダメOLの私が起業して1年で3億円手に入れた方法/成井五久実



序章を読んでいる間、強い違和感を覚えていました。世代差、性別差もあると思います。育たれた背景を知ってもなお、
「なんでそんなに生き急ぐんだろう」
と感じていました。

ただ、目次を見ていて、次の章に入れば共感ポイントがあるだろうと予測していました。そして、その予測はあたっていました。

<目次>
序章 キラキラ女子、世間の荒波を知る
   ―意識高い系女子大生からダメOLへの転落
1 “わたし”という商品を設計する
2 “わたし”に商品力をつける
3 “わたし”のファンをつくる
4 “わたし”を売る 終章 夢のその後

モノやサービスではなく自分を売る(p40)

この考え方には強く共感しました。僕自身が教わってきたこと、理想としてきた営業のスタイルがここある、と思ったのです。

どこの業界に行っても必ず結果を出す営業パーソンがいます。多くの営業職の人が、業界特性と言い募る中、そんなことは飛び越えて、成果を出しています。それは
「“わたし”という商品」
を確立しているからだと思います。
「あなたから買いたい」
と思われるほど強いものはありません。

まして僕の仕事の中には士業としての側面があります。この場合、まさに「商品は”自分”」になります。「自分を売る」との意識を強くもたないとやっていけないと考えているのです。

そういう視点で読み進めると、たくさんのヒントがありました。当たり前のことだけどなかなかできていないこともあれば、「そういうやり方もあるのか」と新鮮な驚きを感じることもありました。
たとえばこんなエピソードです。

それからもう一歩踏み込んで、その担当者の社内での立場について探ってみましょう。どんな成果を出せば、その人が社内で評価されるのか? というところまで考えるのです。(p114)

「顧客に寄り添う」と言いながら、ここまでできる人はなかなかいないと僕は感じています。それを入社数年のうちに感じてできるようになっているのは凄いと思います。僕は20代のころ、まったくできていませんでしたから(苦笑)

そのあとに書かれている、人脈の作り方やプレゼンのやり方など、学べることはたくさんありました。SNSの使い方や飲み会への臨み方、お礼メールの出し方など、ちょっと男では真似できないこともありますが(笑)、でも少し視点を変えればたくさんのヒントがつかめると思います。

それと、会社設立1年で、M&Aで会社を売却したことに疑問をもっていたのですが、その点も、経緯を読んでみれば納得できるものでした。売り抜けてそれで終わりではなく、ちゃんと歩みを続けているのも、素晴らしいことだと思いました。

まだ若いのでこれからいろいろあるとは思います。このままの姿勢で歩みを続けてほしいなあ、と思いました。他人の成長を見ることくらい楽しいことはありませんから。そして僕もまだまだ老け込むことなく、こうした若者に刺激受けて、アクティブに前進していきたいと強く思います。

(余談)
はじめに出てくる、彼女のお父様が倒産させてしまった会社がどこなのか、名字からすぐに気づいてしまいました。昔、白河で仕事していたころ、その会社に大変お世話になったことを思い出していました。というのが、なにがあっても最後まで読み通そうと思った大きなきっかけになったのは間違いところです。