にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ


3月20日、108回目の八丁堀・まなび塾を開催しました。
講師は、和装イメージコンサルタントの上杉恵理子さんにお願いして、
『「斜陽」きもの業界で新ビジネスを立ち上げた、フツーのOLの軌跡』
とのテーマで話をしてもらいました。

3月まなび塾2



上杉さんのことは2009年ころからの友人ですから、どういう経過で和装イメージコンサルタントとして独立にいたるかは知ってはいました。そして、山田ズーニーさんのワークショップを同時期に受講していたこともあるので、「起業」にどんな想いを持っているかもうすうす知っていました。

ただ、なぜ和装イメージコンサルタントだったのか、独立にあたってどんなことを考えたのか、などは去年の12月に初めて聞きました(企業経営勉強会にて)。それがすごく面白かったので、
「これはひとつ、八丁堀でも話してもらう」
と思い、講演をお願いしたのでした。「創業」「新規事業の立ち上げ」との視点で見ると、中小企業診断士としても勉強になるだろうとも考えてのことでした。

面白いなあと思ったのは、着物を選んだ理由です。誤解を恐れずに言うと、それは偶然で、着物でなくてもよかったんじゃないかと思います。身も蓋もない言い方になりますが、「起業」の手段として着物を見つけた感じだと思います。

彼女が、影響を受けた人物として、ビッグイシュー日本代表の佐野章二さんと、マザーハウスの山口絵理子さんをあげていました。佐野さんは雑誌を作ったり売ったりしたかったわけではないでしょうし、山口さんもバッグが作りたかったわけではないでしょう。山口さんの場合で言えば、「途上国から世界に通じるブランドをつくる」との想いが先にありました。バングラデシュに行って、ジュートという素材に出会い、これでバッグを作れるんじゃないかと考えたところがマザーハウスは始まっています。

ある意味、同じだなと思います。ある想いがあって、その目的を達成する手段として着物があったのだと思います。

だから、と言っていいと思いますが、起業当初、優れて戦略的な行動をしています。そして、素材として着物を選んでから、和装イメージコンサルタントになるまで、現状をきちんと分析して、戦術を決めています。想いだけで突っ走ったわけではありません(笑)

どんな分析をしたか、全部は書きませんが、たとえば一つあげれば、「洋装のイメージコンサルタントは過当競争なほどいるのに、和装のイメージコンサルタントは、まったくいなかった」ということです。これでブルーオーシャンを見つけ出しました。そこから具体的にどうやって事業化していくのか、マネタイズするのか、進めていきました。

まだ始めて3年目を迎えたところですし、もっと拡大するためにはいろいろやらなくてはならないこともあるでしょう(考えていることの一端は聞きました)。ただ、創業というフェーズで考えると、うまく乗り越えたて来たと思います。

創業のリアル事例を知ることができて、創業支援をするときは言うに及ばず、僕自身が独立をするときにどうすればいいのか、非常に勉強になりました。露出の仕方なんて、思いつきだけでやってはダメだなと、思い知りもしましたし(苦笑)

これからまた、進化を遂げていくと思います。折に触れて話を聞いてみたいと思っています。



3月まなび塾3