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12月23日天皇誕生日、マザーハウスカレッジ特別編に参加してきました。

最近めっきりセミナーに出なくなっているのですが、マザーハウスカレッジは別です。とても刺激あって、できる限り参加するようしています(とはいえ今年は1回しか出られてないのですが)

今回は特別編ということで、ゲストはマザーハウス代表兼デザイナーの山口絵理子さん。ホストが副社長の山崎さんですで、マザーハウスのツートップの対談が聞けるのを楽しみにしていました。

テーマは、「LIFE×CREATION×BUSINESS」。

マザーハウスカレッジでは、ゲストの方の「人生曲線」を示して、それに基づいて対談していくところから始まります。「LIFE」の部分ですね。

それで山口さんが書いた人生曲線がめちゃくちゃ面白い(笑) こんな形のものを書いた人を僕はいままで知りません。

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激しくアップダウンしているのが一つ、もうひとつは、それぞれにコメント入れていることです。「日記を書いているからか、全部覚えている」と言われてました。一人で自分に向き合う時間が長いのだろうと感じます。

山口さんの著書は全部読んでいますし、他の場面でお話を聞いたこともありますから、エピソード的には知っていることがほとんどでした。でも端々で「おお!」と思えることを口にされてました。

たとえば……

山口さんは小学校のころ、イジメにあい、それも原因で学校に行けない時期がありました。復帰するのとき、最初は校門まで行き、それができれば次は下駄箱、次は1時間だけ授業に出る、と少しずつ進めていって、最終的に学校に行けるようになりました。

このエピソード自体は知っていたのですが、今回これを、自分の中の大きな「成功体験」だと言い切っていました。その後、柔道で全日本7位になったことなど他にも学生時代に成功と言えることもあったと思うのですが、それとは違う成功体験で、いまの自信につながっているのことでした。

つまり、ある日突然、一気に出来るようになることはない。少しずつ前に進めていくしかない。
「KEEP WALKING」
をモットーにしている方ですが、一気に駆け上がるのではなく、歩みを止めずに進んで行けば結果はでる、という想いにつながる体験だったようでした。

僕もわかっているつもりではいます。逆に昔、一気に出来るようになろうとして、でもできなくて、結果的に何も達成できないという経験を繰りかえしていましたらか。その反省もあって、コツコツ進めることの大切さはわかっているつもりです。

しかし、だんだん歳を取ると、残された時間が少ないことを意識して、一気に進めたい誘惑にかられます。わざわざのろのろやる必要はありませんが、早さを意識しすぎると碌なことはありません。焦らず進んで行く大切さを再確認できました。

その後の話では印象に残ったことが二つありました。

ひとつはカンブリア宮殿に出演したときのこと。山口さんにたいしてに限りませんが、世間は、それを代表するメディアは、一人の人を取り上げるとき、ある種の類型化をしてきます。山口さんの場合であれば、想いと気合と突破力の人、という切り口です。でも本当の山口さんは少し違うと思います。

理念に対して忠実で、そのためにはすごく合理的に考えるのだと思います。だからぶれない。そのぶれなさが「想いと気合と突破力」に見えるのかもしれません。しかし、あくまで表面的なことで、本質は違います。

取材の中でそういう面を出していき、取材チームはわかってくれたそうです。そして本番。司会の村上龍がさまざまな質問を通して、この面を理解してくれたといっていました。
(その辺のことはこちらに詳しいです。⇒ カンブリア宮殿、本人補足事項

山口さんは「最初から何かのカテゴリーにはめこまずに、最後まで理解しようとしてくれた」と村上さんについて語っていました。僕も番組を視ながら、村上龍のインタビューはうまいなあ感じていたのですが、あらためて本質までえぐり出す村上龍の凄さを感じました。

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もう一つ、パキスタンで行われたカンファレンスでバングラデシュでの成功体験を講演したとのエピソードです。

さらっと流すとそのままですが、パキスタンとバングラデシュの歴史的経緯を知っていればこれがどんな凄いことかわかるはずです。山崎さんは「今年一番、印象に残ったこと」として、この講演をあげていました。今回のセミナーが終わった後、店舗に行ってスタッフの方とお話ししたんですが、社内でも熱くこのことを語っているそうでした。

そして山口さん自身も、このパキスタンでの講演が「今年一番のチャレンジ」だと言っていました。怖かったし、不安でもあったそうですが、それでもある想いを秘めて挑戦してそうです。
(この辺はこちらから⇒ ラホールで思う事。

「いつかベンガル人(バングラデシュ)の職人さんとパキスタンの職人さんがマザーハウスという1つ屋根の下で肩を組み合う日が来たら、、、、」
そんな新しい夢の第一歩を踏み出したんだと思います。


僕がマザーハウスを、山口さんを好きなのは、挑戦し成長し続けているからだと思います。他人のチャレンジや成長を見ることくらい楽しいことはありません。マザーハウスの製品を買うのは、製品自体が好きだからとの前提ではありますけど、同時にマザーハウスの成長ぶりに、チャレンジに、投資している感覚でもあります。

もちろん、そうやって見ているマザーハウスの姿に刺激を受けて、自分自身も挑戦して、成長していかなくては、との想いを持てることにつながっています。

たぶん、山口さんの姿勢が変わらない限り、僕は応援し続けるのだろうと思います。それは、最終的に自分自身の成長のためなのです。