にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ

愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。/川崎貴子




川崎貴子さんの超人気ブログ『酒と泪と女と女』の書籍化です。
僕がブログを欠かさず読んでいたのですが、あらためて「そうだ!そうだ!」と思うところが多く、膝を叩きながら、あるいは胸の痛みを感じながら、読ませていただきました。

<目次>
まえがき 
第1章 今こそ結婚する技術
第2章 愛しい男を育てる技術 
第3章 毒になる男を捨てる技術 
第4章 自分を幸せにする技術 
第5章 愛する人を許す技術 
あとがき 

あるレビューを見ていたら
「愛って技術なのか?」
ということが書かれていました。

「まえがき」にかかれていることなのでネタばらしをしてしましますが、これはエーリッヒ・フロムの『愛するということ 』からの引用です。全文書けばこうなります。

「愛は技術であり、才能ではない」

つまり愛とは(愛するとは)、もって生まれた天賦のものではなく、後天的に身につけるものだということです。もっとフロムの言葉を引用するなら

「愛は受動的なものではなく能動的なもの」

ということになります。

いたるところに笑えるネタがちりばめられていますが、それは気楽に読んでもらえるようにということからで、本書に一貫して貫かれているのは、すべての女性たちに
「自らの力で幸せになってほしい」
というメッセージだと思います。

ということで、メインターゲットは、川崎さんより年下の女性たち(まえがきに「妹たちへ、愛を込めて。」と書かれているくらいですから)なのですが、だからといって男が読んではいけないということはありません。
帯に
『「見習いましょう(男も)。」―二村ヒトシ』
と書かれています。読んでもいい本、ではなく、読むべき本なのです。

ただし、かなり胸をえぐられるような思いをすることは覚悟しておいた方がいいとは思います。が、それを乗り越えて読み切れば、多大な利得があります。

読み終えて僕が感じたことは「男の劣化」でした。こんな男だらけなら、女性が恋愛戦線から撤退していくのも当然だと思わされます。いやあ、あり得ないだろう、というエピソードがわんさか出てきます。

しかしもう一歩踏み込むとちょっと違う思いにも駆られます。「劣化」と言ってしまうと
「最近の若い男は云々・・・」
という話になりますが、そもそも昔から男は(一部の例外の除き)、軟弱であさましくて幼稚だったのではないのか、と思い始めてしまいました。

自分のことを棚に上げて言えば、思い当たることはたくさんあります。いえ、自分にも思い当たることがありすぎて胸が痛いわけです。少しは本書で描かれる
「肉食系既婚男」(つまり一部の例外な人々)
を見習わなくてはいけないだろう、と思ったりしました。

そういう意味で、読み進めると非常につらい思いをしたりしますが(笑)でも、自分のダメなところを見つめる勇気を持つことこそが、ヘタレでない証です。

ぜひこの本を読んで、男の、自分のダメさ加減を自覚して、明日からどう振る舞えばいいか、考えましょう。それがこの本から得られる利得です。

そして、最終章まで読み進めれば、愛するとは、異性と恋愛だけではない、もっと大きなものだ、ということもわかると思います。
「愛するとは生きること」
だと感じさせてくれます。僕はそう受け取りました。

PS
今回は具体的な内容には一切触れませんでした。読んだ人それぞれが、その人なりに感じるところがあると思うので、必要以上の先入観は持たずに読んでもらったほうがいいと思います。
そういう本です。
(2015年4月21日記)

(追記)
この本を、LIVEDOORに移管してないことにさっき気づきました(苦笑)
これは残しておかないとダメでしょう、ということで、再掲しました。この本は女子のみならず、恋愛戦線から撤退しない覚悟している男子も必読書です。