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リーダーのための! ファシリテーションスキル/谷益美



ファシリテーションという言葉でなにを連想しますか。
「会議術」のような言われ方をしますが、そんな狭い意味ではないようです。

<目次>
プロローグ 人の集まるところ、ファシリテーションあり
第1章 これがリーダーのファシリテーションスキル
第2章 まずはこれだけ! チームを回すファシリテーション
第3章 いよいよ本番! ビジネスを回すファシリテーション
第4章 日常の枠を超えて! いろんな人が集まる場はこうして回す
エピローグ 「ファシリーダー」が世界を変える!

ファシリテーションとは何か、谷さんはこう定義されています。

では、具体的に何をするのか。
ひと言で言うと、「引き出して、まとめる」。
この言葉に集約されます。(p11)

会議術のように思われているのは、「引き出して、まとめる」場として会議が利用されることが多いからということなのだと思います。狭く考えないほうがいい。ありとあらゆる場面でファシリテーションのスキルは使えます。日常のチームマネジメントは言うに及ばず、営業の場面でも使えるし、社内の飲み会の席でも使えます、というか使うべきです。

ちょうど自分が異動になって、チームをまとめていかなくてはいけない立場になったこともあり、熟読させてもらいました。場面設定が具体的なのでわかりやすく読めます。
「ああ、こうすればいいのか」
と気づかせてもらえる場面が多々ありました。もちろん、読んだだけでできるようになるスキルではありませんから、これを日々意識しながら実践していかなくてはいけないと思っているところです。

そんな中、すぐにでも使おうと思っていることがあります。ここまで書いてきて「会議」の話で恐縮なのですが(苦笑)「ホワイトボード」の使い方についてです。

ミーティングや会議など、複数のメンバーが集まる場を「空中戦」にしないために役立つのがホワイトバード。引き出した意見や情報をみんなに見えるように書いておくことで、まずはみんなの視線がまとまります。ホワイトボードのようなツールをうまく使えば、多様な意見を素早くまとめることができるのです。(p35)

ある会議の議事録係をやることになりました。この立場を使って、ちょっとはみ出した仕切りをしようと思っています。そこで「ホワイトボード」を活用しようと思っています。

社内の会議の運営に不満がありました。会議というのにただの報告会にすぎないではないか、というものが多いからです。いままでは立場的にそれが言い出せるポジションではなかったのですが、今度から違う。反発もあるでしょうか、言うことができる立場になった、と勝手に思っています。

そもそもうちの小会議室にはホワイトボードがない。いつもないまま会議をしていました。大会議室にはあるのですが、それを移動してくるということはしていません。これもおかしいなあ、と思ってきたのですが、この機会に変えてしまおうと思います。

ホワイトボードを具体的にどう使って、議事をどう進行するのか、そんなことは教わったことがありませんでしたから、読みながら「そういうくことか!」と膝を叩いていました。これを実践しない手はありません。

もちろん本書は、ホワイトボードの使い方を書いた本ではないので(笑)、その他にもさまざまなファシリテーションスキルが紹介されています。僕にとってはほとんどが必要になってくるスキルですから、ひとつひとつ、仕事の場で使っていきながら身に付けていきたいと思います。

ビジネスの場ではいつかは必ず必要になるスキルです。いま、「自分はリーダーじゃないし」「司会進行をするわけじゃないし」と思う人も、とにかく読んでみて、必要だと思うところから身に付けておくといいと思います。日本人がわりと苦手にしているスキルです。一歩先んじることができます。

そして、本書はビジネスの場におけるファシリテーションスキルについて書かれていますが、突き詰めていけば、このスキルは、日常のありとあらゆる場面で使えるスキルだとわかるはずです。友人や家族との間でも使えるスキルです。 「義父母との仲を改善したい」「夫婦仲を、、、(以下省略)」
というような人が読んでも、絶対に役立ちます。

PS
この記事の流れとは関係ないのですが、目から鱗が落ちた一節がありました。

恥ずかしい、照れくさい。いろんな理由があるようですが、実は大きな原因は、「褒め言葉のボキャブラリー不足」。いざ褒めようと思っても、「すごいね!」のワンフレーズしか出てこない。これではなかなか褒められません。(p58)

褒めないといけない、と意識していながら褒めることに苦手意識はありました。原因が「ボキャブラリー不足」だったとは。思い当たる節は確かにあります。このへんは相当意識して言葉を増やしていきます。
(2014年8月18日記)

(追記)
会を運営するうえで、いろいろと実験しながら実践しています。
しかし、いまだホワイトボードの活用はうまくいっていません(苦笑)