人見知りでも「人脈が広がる」ささやかな習慣/金澤悦子




意外な人が、「私、人見知りなんです」と言われることがあります。
著者の金澤さんも、「どこが人見知りなんですか!」という印象の方ですが、それはいろいろな工夫をして克服されたということです。この本はそうした工夫がこれでもか後紹介されています。
そういう僕も、以前はそうとうな人見知りでした。いまある程度克服していますが、それでも根本は変わりません。
それでも、人のご縁には恵まれている方だと思います。昔からそうでした。人生を立て直せたのも、いま、いろいろ活動できているのもすべてご縁があってこそ。
自分で無意識にやっていたこと、やろうと思ってできないでいること、そして、これからやってみようと思うこと。この本を読んで、いろいろなことが確認できました。

<目次>
第1章 “出会う”ための習慣
第2章 “覚えてもらう”ための習慣
第3章 “選ばれる”ための習慣
第4章 “愛される”ための習慣


講師にSNSで感想を伝える(p38)
この点については、僕は積極的にやっている方だと思います。講師というか、「著者」と括ればやっています。みんなもやればいいのに、と思っています。そう言ってもやらない人が多いのかもしれませんが。
最初は確かに、感情的なハードルは高いかもしれません。それもわからなくはないです。僕も昔、そう思っていたような気もします。だけど逆の立場になって考えてみてほしい。自分がした講演、書いた本になんの反応もないほうが寂しいに決まっています。感想を伝えてもらえれば(全否定でない限り)うれしいはずなのです。
講師や著者に限らず、人とつながる一歩として、「感想を伝える」ということは良いきっかけになると僕は思っています。
もちろん伝える際には、ちゃんと礼を尽くさないといけません。しかしそれは、普通に礼儀をわきまえている人なら問題になるレベルではないでしょう。

紹介者を忘れない(p63)
心掛けてはいるのですが、忘れてしまっているのではないかといつも不安に思っていることです。僕がAさんにBさんを紹介して、僕を飛び越えて二人が仲好くなるのは、内心面白くない。というか、結果的にそうなってもいいけど(そうなる可能性があると思うから紹介するんですが)、そのことについて僕に一言あってもいいんじゃないの、と思います。
ですが、逆に言えば僕がそのAさんと同じことをしていないかどうか、自信がないんですすね。
営業職をしていると、すべて紹介で受注している人を見かけます。一人ひとりを大切にしているから、紹介が紹介を生んで、数珠つなぎになっていくわけです。プライベートも同じです。
中国では古くから「井戸を掘ってくれた人を忘れるな」と言われているそうです。しっかり意識してやっていかなくてはと、あらためて思いました。

自分の「ど真ん中」で勝負する(p135)
本当に自分がやりたいと思っていることをしているか? 自信はまったくありません。独立している人は「生活があるし、、、」ということで本当にやりたいことを躊躇してしまう場合があるでしょうが、僕のような企業内にいながらいろいろやっていると、所属している組織の制約をやらない言い訳にしてしまいがちです。
躊躇してしまう理由はもう一つあって
「やりたいこと、好きなことには、もれなく苦手なこと、嫌いなことがついてくる」
という原則があります。たとえば、デザインが好きだから独立しようと思うけど、フリーになれば、お金管理など事務もやらなければならず、それが苦手だ、というような場合です。
「苦手なことを克服してからやろう」
と先延ばしの理由にしてしまうんですね。でも、苦手なことですから、そう簡単に克服なんてできない(できる場合もありますけど)
結局どうすればいいかといえば
「覚悟を決めて一歩踏み出す」。(p138)
しかありません。
僕も、小さく摺り足で踏み出してみているのが今なのですが、そうすると協力する人も現れてきます。一緒にチームを組める人とも出会えたりします。確実にそうなるとはいいませんが、踏み出さない限り出会えないですから、もう覚悟を決めてやるしかない。そう思うようになりました。

酒の席の約束ほど守る(p79)
実は一番気をつけているのがこれ(笑)
僕の中では、酒の席での約束を守ってくれる人は間違いなく信用できると思っています。だからこそ、自分もそうありたい。
日本は酒の席に甘い部分があって、
「あれは酒の席での話なので」
といえば、なかったことにできる風潮があります。僕もそれ甘えて救われた過去があるのであまり言えた義理ではないですが、しかし、そういう場では素が出やすい分、言ったこと、受けたことはちゃんとやらないとダメだと思います。
酒で気が大きくなって、「いいですよ、やりましょう」と言ってしまって、あとで大変な思いをしたこともありますが(苦笑)、それでも約束は守るようにしていきたい。
とはいえ、これもまたちゃんとできているかというと自信がない。なぜってときどき、記憶をなくすことがあるからです。約束したこと自体を覚えていないと処置なしですから、そろそろ無茶な飲み方はやめるようにしたいと思います。


いくつかピックアップして感想を書いてみました。他にも僕自身、すぐに行動に移そうと思うノウハウが満載でした。

最初の方は人見知りの人が参考にしてほしい内容ですが、後半になるにしたがって、人見知りかどうかに関わらず、人としてどう生きるかのヒントになることがたくさん出てきます。男女問わず、ぜひ手に取ってみてください。

人見知りでも